最近ではYouTubeで撮影してたら竿を折られた、のどうのって動画がうわさになってますが、やらせか本当なのかはさておいて、竿が折れるってかなりのショックですよね。
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買ったばかりの竿が一振りで折れた
そこそこ2万~以上する竿が第一投目でパキっと折れてしまうという事があります。
この場合は釣具屋さんの常連客なら、すぐクレーム処理で無料交換してくれるでしょう。
これが初めて買ったお店だと、まず釣り人さんの使い方、投げ方が悪くて折れたと思われるので、なかなかクレームが通りません。
例えばシーバスロッドの9フィートで、ルアーの重さが28グラムまで投げれますよ、と表示されている竿があります。
多少はオーバーして30グラムのルアーを投げても普通は折れません。
かなり重量オーバーのルアーをフルキャストしたんじゃないかとか、大きな魚をぶら下げて、引っ張り上げたから折れたんじゃないかとか思われます。
最近の竿は、ほとんどが大量生産しているので、安い竿は特にカーボンにムラがあって、そこが弱くなっている場合があります。
旅行先で初めて入った釣具屋で買った竿がすぐ折れた、店はもう閉まっている、又は釣り場所からかなり離れてるので、もう行けないとなると大変困りますね。
その場合は後日、買ったお店に電話して商品を送るしかありませんね。
店からメーカーにクレーム処理で送ってもらい、折れた場所を検査してもらうよりありません。
はれてメーカー側の責任の場合、欠陥品の場合は新品部品と交換して帰ってきますが、とても時間がかかります。
店によりますが3週間はかかります。
釣り竿にもやはりアタリハズレもあるようです。
無茶な投げ方、使い方をしてる
初心者の方に多いのですけど、力任せに投げてルアーやオモリが竿に当たって折れるという事。
穂先は敏感で繊細なので、物が当たったら簡単に折れます。
その時は折れなくても繊維が傷ついたり、小さなヒビが入っていて、繰返し投げてるうちに負荷がかかって、ある日パキっと逝ってしまいます。
この場合は自己責任になります。
店員さんが初めに教えてくれなかったから折れたじゃないか、新しいのと交換しろって!言ってくる人もいます。
店員さんもこれを回避しするためにはくどい!ようですが何度も竿の取り扱いを前もって説明します。
夜の釣りは特に、糸絡み(竿先に糸が絡んでいる)してるのに気が付かずキャスティングして折れてしまう事があります。
振り出しの竿は穂先が特に繊細なので、竿をしまうときには、細心の注意が必要です。
磯竿などは、釣り場で急いでしまおうとして、パキっとやってしまいます。
私は昔、振り出しのフライロッドを持って、バイクで長野県千曲川支流の金峰山川に、イワナを釣りに行ったときです。
目の前の渓流でさあ釣るぞっと、あせって穂先を引っ張り出したら、ペキっと乾いた音がしてやってしまいました。
予備竿も、瞬間接着材も持っていなくて、泣く泣く帰ってきました。
釣りが終わってならまだしも、釣り始めるときだったので、かなりのショックでした。
どこまでがクレームなのか
なんでも文句を言えばクレームが通ると思っているお客さんが多いの事実です。
竿が折れて頭にきているのは分かりますが、喧嘩腰で食ってかかってこられても店員さんも人間です。
感情に任せて文句を言うより、理路整然と説明した方がよく聞いてもらえます。
地域によっては言葉使いが悪い方がいまして、自分の使い方が悪いのに無理やりクレーム処理にもっていって無料交換してもらおうとする方がいます。
竿ではありませんが…リールの話
私が某釣具店に務めているときに、おとなりの国の目の細い人がスピニングリールが回らなくなった、何とかしろと、かなりの剣幕で食ってかかってこられたことがあります。
よく見ると砂まみれでスプールを外すと砂も入ってるし、カビは生えてるしで固着しています。
一度も掃除はしてないようです。
その人が言うには
「掃除しろなんてリール買ったときに言われなかった」
とおっしゃいます。
普通は汚れたり砂がついたら、水洗いはおろか、タオルで拭くという事くらいは子供でも分かりそうなものですが…。
私は誰でも合わせられる性格なので、内心は、ええ~うっそ~、はぁ~?と思ってましたが、
「これからは適度に掃除しましょうねっ」
と、簡単な掃除とオイルを塗ってお返ししました。
確かにそこで買ったらしい2,000円くらいの安価なリールでしたが、ゴリゴリのジャリジャリでしたね。
まったくの初心者ならわからなくもないですが、鼻から掃除なんてする気がない人もいますから人それぞれです。