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DT200Rで釣りとキャンプ
セローの前にはオフロードバイクのヤマハDT200Rを乗っていた。
2ストロークエンジンのDTはエンジンはよく吹けて出足も早かった。
林道など行くととても走りやすかった。
かれこれ2万キロ近く走っていて、あちこちガタがきていた。
何度となく交換したタイヤの溝も無くなってツルツル状態であった。
9月の下旬、最後にツーリングをしようと友人とキャンプ道具を積んで東北へ旅立った。
目的は山形の朝日川だった。何かの釣り雑誌に載っていた川で初めて行く所だった。
中禅寺湖、湯川、男鹿川、会津大川、加藤谷川、桧原湖、朝日川と5泊6日の全部キャンプの日程だ。
中禅寺湖のチビホンマス
首都高から東北自動車道に入り、日光宇都宮道路を通っていろは坂を越えて中禅寺湖に着いたのは昼前だった。
早朝には日光市内を流れる大谷川に着いていたのだが、あまりにエサ釣り師が多いのでロッドを振るのをやめて中禅寺湖に来たのだった。
テントを張る場所を探して、立木観音から西に湖岸の林道を走り、阿世潟というところに落ち着く。
ロッドはオービスタイトループ4番とキラクのグラス6本継ぎ、パールフライ4/5番ロッドを持ってきていた。
日暮れ寸前に湖面でピチピチとライズが始まったが、どうやら小魚のようだ。
ユスリカを食っているようなので18番ほどのフライをキャストすると、面白いようにヒットしてくる。
それにしても小さい10センチ足らずのホンマスの幼魚ばかり。
次の日はいろは坂を下り、日光から鬼怒川を上り会津方面に走る。
男鹿川により川の様子を見ていたら、中年のフライフィッシャーが川から上がってきたので話をしてみたら小さいヤマメを2匹釣ったと言っていた。
会津、加藤谷川のヤマメ
会津大川、会津田島あたりでどこに行こうか迷うが養鱒公園付近の支流加藤谷川にキャンプ道具を担いで入り、鉄橋の近くの川原にテントを張り、夕まづめのチャンスに竿を出す。
テントを張ったすぐ下流で、14番のカディスに反応があったが、アワセが効かず掛からなかったが、2度目にヒットした。
綺麗なヤマメであった。
その魚を川岸の石にの石の下に隠して置き、アングラーズハウスのクリール(ビク)を取りにテントにもどる。
そこから上流へ同じフライで釣り歩く。といっても1時間ほどでもう真っ暗だ。
ニジマスの20センチほどが5匹ほど釣れたので先ほどのヤマメと塩焼きにして夕食にした。
夜はテントの中は12℃くらいだったが、歯がガチガチと鳴るくらい寒さを感じた。
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桧原湖の早稲沢浜キャンプ場
湖北部にあるキャンプ場に次の日は泊まり、湖岸で竿を振るが魚の反応はなかった。
ボートを借りてルアーでスモールマウスバスを狙えたかも知れないと後で思ったのでした。
バイクで湖岸を回ってみたものの崖が多く岸から釣りが出来るところが少ないのでした。
山形県の朝日川でロッドを振るが…
最上川の支流にある、朝日鉱泉があるかなり上流に向かってバイクを走らせます。
そこには小さな宿というか軽食を出す店がありました。
壁には40センチくらいの大イワナの魚拓が何枚か張ってあります。
そこでチャーハンを注文して昼食をとります。
宿のお姉さんが昔、元住吉にあった喫茶店のウェイトレスさんにそっくりでびっくりしました。
川へ降りて行きますと結構な渕などがありよさそうなのですが、毛鉤を投げても一向に反応がありません。
エサ釣りの人が結構釣りに来ているようです。
そこより少し上流に支流が合流するところの高台にテントを張りましたが、もし上流に雨が降ったら濁流になって流されそうなので怖くなり、撤収します。
台風も近づいていたから、もう少し下流に移動します。
立木の集落まで下ってきたら、川沿いにやや広いスペースが見つかったので、そこにテントを張ります。
もう夕暮れで竿を出す時間もわずかですがロッドを振ると第一投目でカディスフライに魚が飛び出ました。
掛かったのは25センチくらいのウグイでした。
はじめはヤマメかと思ったのががっくりでした。
もう1匹ウグイがかかり、結局この2匹のウグイを塩焼きにして食べましたが、そんなに不味くないです。
次の日の早朝に竿を出しますが、小さな18番のアントフライにヤマメがヒットしましたが、15センチもない、リリースサイズでした。
どうやら結構釣り人が入っていて叩かれているようで、フライの出が今一というか、ものすごく素早いのです。
ここで地元の年配のフライフィッシャーに会いますが地元だかってそんなに釣れません、と言ってました。
台風が近づいていて北海道の方から南に向かっているのです。
夕方は近所の五百川(いもがわ)温泉に浸かります。
しかし五百川と書いて(いもがわ)と呼ぶなんて思いもしませんでした。150円で入浴できるなんて安いですね。
翌日、台風とともに山形自動車道、東北自動車道をバイクで関東に向かって走ります。
ゴアテックスのレインウエアを着て下はウェーダーを履いたままバイクに乗っています。
新聞紙を胸に当てていましたが、2時間も走ればビチャビチャです。
なんせタイヤが丸坊主なので滑るので怖い。
それでも100キロくらいのスピードで風にあおられながら走り5時間くらいかかり、帰途に着きました。
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