ネコの事、ペット、動物

ネコの話

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何で怒られるのか分からないネコ

ニャンニャンというトラネコをあずかったときに、小ネコ3匹も一緒に実家に来ました。

そのうちの1匹をいただくことになったのです。

アメリカンショートヘアのような色の子ネコです。

その子ネコに妹がパセリと名前をつけます。

メスネコなので子供が生まれたらセロリとかトマトとか野菜の名前を付けて、一度に呼ぶときはサラダちゃ~んと言いたいそうです。

パセリはとても大人しくて弱そうです。

でも成長するにつれて元気に走り回るようになります。

家と外を行ったり来たり、完全な部屋飼いではありませんから、いろんなもの捕まえてくるようになります。

ある日、家族がしばらく旅行に行く事になりました。

エサは数日分置いてあります。

旅行から帰って玄関を開けると真っ赤な口をしたパセリがこちらを見て、チョコンと座っています。足元に長い生き物が横たわっています。

まだ生きてるようで、動くとパセリがパッと前足で押さえつけています。

見てくれ、どうだ凄いだろって言わんばかりの得意顔でお出迎えです。

なんとヘビを捕まえてきていました。ヤマカガシです。

私達が帰ってくるのを待っていたのです。

母に気持ち悪いと頭を叩かれて、何度も怒られたパセリでしたが、本人はなぜ自分が怒られなければいけないのか、分からずキョトンとしています。

ほめてもらえると思ったのに逆に怒られるとは、おかしいニャンといった顔です。

ほめるとまた家の中にヘビを持ってくるので、叱っとかないといけないと母が言ってました。

歳をとってくると物を投げても取って来ないようになります。

めんどくさいのか興味が無くなるのでしょうか。

このネコは人間が食べるものあげていたので贅沢に育ちます。アジの開きやエビなどです。

私が空手修行中、川原で拾って友人にあげた、イングリモングリと名前が付けられた子ネコと同じ時期の話です。

 

ネコが釣れた日

 

バイクで転倒して右足をはさんでギプスをしていた。されでも釣りは止められず、近場の野池で竿を振っていた。

 

いわば私にとっての釣りとは、精神を普通の状態に保っていられる潤滑油的な存在なのだろう。

 

6本継ぎのキラクのフライロッドを雄蛇ケ池の大堰堤で振っていた。

足が悪いのでフェンスの外側から竿を出す。

ブラックバスは釣れないけれど、ブルーギルは入れ食いに近い状態でかなり気晴らしになります。

 

その日はいつになくやけに野良ネコが多くいた。

 

気にせず竿を振る。毛鉤は水面に浮きさえすれば何でもよかった。

ブルーギルが釣れるたびに、野良ネコが駆け寄ってきて、魚を横取りしそうになる。

針から外して放り投げると、凄い勢いで魚をくわえて持っていきます。

水際近くで待ち構えています。

次々かかったらブルーギルは少し大きくて、ゴボウ抜きに護岸上まで引っ張りあげるのに手間取っていたら、野良ネコが飛び付きました。

上手い具合に、針より下をくわえています。

突然、テンションが掛かった状態で猛ダッシュしてかけ上がってきましたペキッという音とともに穂先が折れます。

あーっ!やられた。

このグラス素材のパックロッドは便利だったのですがついに終わりか?

折れかたがパッキリだったので、中空の中にソリッド棒を削って入れたら、使えるようになりました。

アクションもそれほど変わりませんから、小物類はまだまたいけそうです。

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16歳の時に、自転車で横浜から北海道に釣りに行ってからあっという間におっさんになりました。