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諏訪湖ユースホステルで幸福の鐘を鳴らして
横浜の自宅を出てその晩、釜無川の河川敷で初めての野宿をしてた私ですが、夜中に目が覚めてテントから顔を出すと辺りは真っ暗闇です。
怖くなってテントをたたみ自転車で真夜中で走りはじめます。
甲州街道は大型トラックが多く走っていたので、川沿いにあるサイクリングロードを走ります。
突然なにかが横切りまして、それはこちらを見ています。目がランランと光っています。
正体はキツネでした。初めてキツネを見たのでびっくりです。
甲州街道に出て明け方に諏訪湖に着きます。ホッとして湖畔のベンチで横になっていたら、いつの間にか昼になっていました。
ユースホステルにその日は泊まります。
ユースホステルは青少年のために格安で宿を提供しているところです。ペアレントといわれる人が管理しています。主にペアレントはボランテアで大学生がやっている事が多いです。
部屋は共同で2段ベッドが各部屋にありまして、当時で素泊まりで2000円くらいだったでしょうか。
サークルなどの大学生が多く、16歳だった私は、会話に入れませんのでベッドで寝てましたね。
翌朝、女学生のペアレントさんに軒下にある鐘を鳴らして行ってね、と言われます。諏訪湖ユースホステルにある幸福の鐘と言われる鐘を、私は何度も鳴らして出発します。
そこからかなりきつい塩尻峠を越えて長野に入ります。
犀川沿いの道を走り夕方には長野駅に着き、
「横浜からよく自転車で来たね~」
と観光案内所のお姉さん。
そこでで紹介された旅館は善光寺山門近くにあります。
善光寺では、7年に一度というお祭りが行われていて大変な賑わいでした。
新潟日和山ユースホテルの怖かったおばさん
「今日泊まらせてもらえますか?」
と直接、新潟日和山のユースホステルに行くと、
「あんた予約してるの?ユースホステルでは予約はルールって決まってるでしょ、」
「いきなり泊まらせてくれと行っても、こちらだって用意があるんだよ!」
とおばさんに怒られます。
目の前にある公衆電話から予約の電話をかけさせられました。
自転車が盗まれるからと軒下に入れさせてもらい、夕食の用意はないので素泊まりです。
近くの居酒屋に行き新鮮なカレイの塩焼き定食を食べましたが、非常に美味しかったです。
翌朝は雨になるからと、泊まり客が忘れていった折り畳み傘を頂きます。怖いおばさんと思ったけどいい人だなぁと思いました。
佐渡ヶ島にフェリーで渡り北部を回ります。物凄く細い道が断崖に続いていています。小さい崖をくり抜いただけのトンネルをいくつも抜けて外海府ユースホステルに着きます。
佐渡ヶ島に渡る
自転車のチェーンの調子がよくないので、チェーン切りでばらしてみたり油を塗ったりします。
自転車工具は最低限度持参していてマファックの工具です。
パンク修理の道具も持ってきていますがまだ修理経験はありませんので、もしパンクしたらぶっつけ本番です。
夕食は金目鯛の煮つけが出てかなり豪華な食事です。私の他に泊まり客はいません。
古民家のユースホステルはオーナー自らがペアレントです。佐
渡の一泊してからまた新潟にフェリーで戻りこの夜は無人駅の待合室で寝ます。
夜中に貨物列車が結構通過して熟睡できませんでした。
日本海沿いを北上します。酒田の銭湯で知り合ったおじさんに、漁師にならないかと誘われましたが断りましたね。
とても熱い銭湯で地元の人はよく平気で入っていられるものだと思いましたね。この辺の砂浜では当時、拉致事件が頻繁にありました。
秋田の国道を走っているときに後輪に違和感が…。ここで初めてのパンクです。
サイドバックをキャリアから外して、タイヤレバーでチューブを引き出します。
空気入れは自転車のフレームに付いていますのでそれで空気を入れて見ますと小さな穴が空いています。
パッチを貼って空気を入れてみても漏れてはこないようで、何とか修理が出来ました。