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管理釣り場でフライフィッシング
神奈川県の丹沢、早戸川奥にリヴァスポット早戸という管理釣り場があります。
ここにはよく行きましたね。自宅から1時間ぐらいでバイクでよく行きました。
イブニングライズ券というものがあり、日暮れの2時間ほど2000円程でフライフィッシングができるのです。
早戸川は水が透き通っているので魚がよく見えます。
インジケーターをつけなくてもフライを食べる姿が地下に見れます。ドキドキしますね。
神奈川県なんですけど山奥なので携帯電話の電波が届きません。
週末の日曜日です。会社の同僚でフライフィッシングを始めたばかりのSさんという人がいました。
Sさんの自宅は相模川近くにあり、釣りが好きなので、早朝釣りをしてから、新宿の会社に出勤したりする事があります。
現場のリヴァスポット早戸で待ち合わせ、釣りにいく事になりました。
時間は約束してなかっので、私は昼頃に着きまして、Sさんを探しますと、事務所やや上流部の木の橋から釣っていました。
上陸から下流にフライを流す釣り方です。
次から次にインジケーターに出るアタリ、爆釣につぐ爆釣みたいで、川につけたスカリの中には大きなニジマスが大量に入っていました。
「いやぁ〇〇君、フライフィッシングって面白いね~」
とSさん。
一方私の方は、たいして釣れませんでした。
次の日、会社でフライフィッシングの話になり、Sさんのフライをみんなで見せてもらいました。
孔雀の毛を縦に数本ランダムに巻きつつけただけのゴミみたいなフライで、同僚のみんなが唖然としたものでした。
「え~Sさん、ほんとにこんなもので釣れるの?」
と言われていました。
このへんの所が管理釣り場の面白いところでもあります。
営業先の人からもらったというバンブーロッドを自慢に、誇らしげなSさんでした。
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早戸川のイワナ
このリヴァスポット早戸下流の早戸川には、大雨などで上流から落ちてきた魚が結構います。
たいがいはエサ釣りの人に釣られてしまうのです。
これをフライで狙いに行きます。
友人はテンカラで狙っていました。
リヴァスポット早戸より下流の橋から川に降り、上流へ釣っていきます。
友人が先行してテンカラで釣り上がっていき、その後を私がフライでついていきますリヴァスポット早戸の堰堤下まで釣り上がりましたが、反応がありません。
次はそこから釣り下ります。
友人がテンカラで水面を叩いていった後から、私がドライフライで流していきます。
なるべく友人が流した違う筋をエルクヘアカディスの16番で流すと、パシュと魚がフライに飛び出しました。
イワナがアタックしてくるのがよく見えます。
反射的に合わせて巧く掛かりました。
20センチほどのイワナでした。
友人が水面を叩いた後でも、釣れたのでとても嬉しかったです。
次の週にはバイクで行ってみました。
流れの巻き返し部分にフライを浮かべていると、パン!とまたイワナが2匹釣れました。
上の道路に上がって、釣り道具を片付けでいるとガス会社の大型トラックが通りかかりました。
テンカラ名人登場
おーいどうだい釣れた?40代の運転手がトラックから降りて来ました。
その方も釣りをやるそうです。さきほどまで早戸川上流部に入ってテンカラ竿を振っていたと話てました。
どうでした?と私が言うと
あまり釣れなかったよ、といいながら、ビクをドサっと私のそばに差し出しました。
ビクの中にばは20匹くらいのヤマメが入っていました。
中には30センチ近くもあるヤマメが数匹います。
ヤマメと言えば渓流の女王と言われるくらいに綺麗な魚です。
はぁ?どこがあまり釣れなかった?だよ、大量じゃないの。
リヴァスポット早戸の管理釣り場よりかなり上流部で釣りをした、と言ってましたけど、テンカラ恐るべしでした。
そのガス会社のテンカラ釣り師は仕事の途中に釣りをしていたようです。
テンカラ釣りというのは、延べ竿にテーパーのかかったラインに毛鉤だけで釣る、日本古来からの漁法です。
いやぁびっくりするくらい釣ってましたね。
釣ったヤマメは塩焼きにして食べたのでしょうか?
テンカラ釣りって釣れるんだな~と思いましたが、その方はかなりポイントを知っていた上に、釣りの腕もよかったのでしょう。