栗山川のサケ捕獲見学会
千葉県横芝光町に栗山川が流れています。
東総自動車道路が走っているあたりが最源流で、道の駅多古の前を通り、九十九里海岸に流れている川です。
サケが上がって来る川として日本の南限と言われています。
実際は栗山川より南にある木戸川、作田川、一宮川などにもサケが上がってきていますが、数が少ないです。毎年、安定しサケが戻ってくるのは栗山川です。
午前10時に横芝堰に行くともう、見学の方が30人集まっていました。
近所のご家族、お子さん、老人ホームに入居しているお年寄りなど、漁業長の方の説明を聞き入っています。
毎年行われていた サケの捕獲見学会もこの年2017年で最後です。
栗山川漁協では今後は捕獲見学会は行わないものの、今まで通りサケ捕獲、人工受精して翌年の3月に稚魚を放流していきます。
この年は 前日に降った雨の影響でサケの群れは堰堤を超えていった模様で数が少ないみたいです。
北海道の夕張堰にあるサケ捕獲場と同じ作りである、栗山川の横芝堰には3本の魚道があります。
真ん中の魚道を上がってきたサケが上手く入るようにブースが作ってあります。
サケのほかにも…
組合員の方が胸までの長靴を履いて大きな網をもって中に入ります。
バシャバシャと魚が逃げるのを二人で追い込んですくいます。
入っていました~。
70センチほどの大きなサケです。
他にもアメリカナマズや大きなコイもいました。
見学会でのサケ捕獲は計3匹でしたけど、オス、メスいたのでまた稚魚放流も出来ますね。
放流したサケ稚魚は3~4年してもとの川に戻ってきます。よく生まれて川が分かるものですね。
もっともっとサケが帰ってくるといいですね。
2017年11月捕獲見学会にて。
サケ釣り禁止の看板が立っています。
この場所はブラックバス釣りでも結構有名なポイントなんですが、さすがにこの時期は釣り人は見かけませんでした。